JB23のノーマルタービン その3

2020/08/03
JB23タービン

JB23のノーマルタービンは、660ccという少ない排気量でもタービンを効率良く使えるよう、コンプレッサー側エキゾースト側共にかなり小さいサイズとなっている。そしてその小さいサイズ故に、極端なブーストアップはかなりリスクを伴う、というのは、過去のこのブログの「その1」「その2」でも書いたことだ。ノーマルタービンの場合は、設定最大ブースト圧を約1.3Kを考え、常用域は1.2K程度に留めておいたほうが良好なバランスを保て、パフォーマンスも全域でアップできる。ノーマルタービンでも、吸排気系システムが高効率なバランスならば、ブース1.2Kで実測90psは狙える。しかも、サイズアップしたタービンのように低回転域が犠牲になることもなく全域でのアップなので、乗りやすさや楽しさは、ヘタなスポーツタービンよりも断然「上」のフィーリングとなる。ただし、このブースト設定となると、当然、燃料系にも余裕を持たせないとNG。最低でもインジェクターの容量アップ。余裕があれば燃料ポンプも強化しておきたい。この際にチョイスするインジェクターは、285ccというサイズ。JB23-7型以降のノーマルインジェクターサイズは215ccなので極端なサイズアップではないが、インジェクターサイズというのは最大90%程度で使い切るくらいがそのエンジン仕様にとって丁度良いサイズとなるので、100psレベルまでの仕様ならばこの285ccがベストサイズとなる。パワーを求めて、タービン交換を考えているユーザーは少なくないが、しっかりとセットアップすれば、ノーマルタービンでもおおよそ満足できるであろうパフォーマンスは手に入れることが出来る。タービン交換を考える前に、自分の望む性能をもう一度考えてみるのも大事なこととなる。