JB23のブーストコントロールその2

2020/05/19
コンピューターセッティング

JB23-7型以降での純正コンピューター書き換えによる現車セッティングの場合は、ブースト設定もこの純正コンピューター(純正ブーストソレノイド)で行うということを以前書いたことがありますが、その補足です。この純正ブーストソレノイドを使ったブーストコントロールは、まず設定ブーストの上限が1.3K程度(安全圏は1.2Kです)であるということ。そして、その上限一杯までブーストを高めた場合でも、高回転域では少なからずブーストのタレが出てくるということです。ピークブーストの設定についての理由は様々ありますが、大きな理由が2つ。1つは、それ以上のブーストでは燃料や点火の制御が安定しないからということです。これは単純に、ギリギリその領域までのMAPしか純正コンピューターには存在していないからです。そして2つ目は、純正タービンサイズの問題。特に、レスポンスタイプの純正タービンはエキゾーストのサイズが非常に小さいため、あまり高ブーストの設定をしてしまうと排気が詰まりすぎてエンジン効率的に非常に悪い状況になってしまうからです。これは、高回転域でのブーストのタレもその影響です。高ブースト時の排気の抜けが悪いと、その圧力でアクチュエーターバルブを開いてしまうため、いくらコンピューター(ソフト側)でブーストを高めようとセットしても、ハード面がソフトに反して動いてしまうということになるからです。ちなみにこのアクチュエーターの無用な動きは、強化アクチュエーターに交換すればかなり抑えることが出来ます。排気の抜けに関しては、触媒やマフラーも関係はしてきますが、この純正タービンの小さいエキゾーストサイズである限り、高ブースト設定は排圧上昇を招くだけとなるので、ブースト設定はほどほど、ということになるわけです。