サーモの開弁不良に注意

2018/10/19
サーモ

サーモスタットの開弁不良によって冷却水が循環しなくなるというトレブルがよくあります。最近ではJB23-10型での事例が多く、新車時からその症状があったという例も確認しています。サーモスタットは、特定の温度になると便が開いて冷却水を循環させる役目を担っている部品なので、この弁の動きに不良が起こると、冷却水が上手く循環しなくなり、最悪の場合はオーバーヒートによりエンジンにダメージを与えてしまいます。事実、サーモの開弁不良によりオーバーヒートをしエンジンがブローしたという例も確認しています。JB23のサーモの動きは、水温82℃で開弁し95℃でその弁が全開になります。ラジエターファンの作動が水温98℃でON、95℃でOFFになりますからファンはサーモが全開の時にうまくクーリングできるように設定されているわけです。

サーモ不良の場合は、ファンがいつまでも回っているといパターンが多いです。つまり、本来ならば95℃になればOFFになるはずが、水温の検出位置では95℃にはなっていないためファンが回り続けているということです。この水温センサーの位置は、エンジンヘッドの後ろ側に取り付けられているので、正常に冷却水が循環していれば、ファンの作動と同時に水温はすぐに下がりファンもすぐに止まることになるのです。

サーモ不良の見分け方は、上記のようにいつまでもファンが回っているということ、またファンが回っているのにラジエターロアホースが冷たいということで判断ができます。

かなりトラブル事例が多いこのサーモの開弁不良。エンジンに深刻なダメージを与えてしまう前に、一度点検してみることをお勧めします。