JB23のノーマルタービン その2

2018/04/04
EX側

JB23のノーマルタービンは、660ccという少ない排気量でも効率良くタービンを使えるようにサイズもかなり小さい。タービンというのは、排気圧力がタービンを回す力となるので、排気量の少ない軽自動車であるJB23はその排気圧力も小さく、よって、その小さい圧力でもタービンの仕事ができるよう、排気の力を受けるタービンのエキゾースト側は特に小さい。そしてこの小さいエキゾースト側は、小さいが故に排気の抜けもあまり良くないのだ。しかしこの「抜けの悪さ」は、ノーマルのバランスである限り問題ではない。問題が出てくるのは、ノーマル以上にパワーアップを施した場合だ。

パワーアップが施されたエンジンは、ノーマル状態よりも排気の圧力が大きくなる。パワーアップの度合が大きくなればなるほど、排圧はそれに伴い大きく強くなるのだ。パワーアップとはイコール「シリンダー内の爆発力の大きさ」であるから、大きくなった爆発力はそれに応じた大きなガスを排出するからだ。

ノーマルよりも大きな排圧は、エキゾーストマニホールドを通ってタービンのエキゾースト側に入る。この時、エキゾースト側が小さいとそこでガスが堰き止められ、一次排圧(エンジン⇒タービン間)が高まってしまうことになるのだ。この一次排圧が高まりすぎると、エンジン内部はフン図まり状態となってしまい芳しくない。例えば、タービン以降、触媒やマフラーの抜けを確保している排気システムだったとしても、タービン(エキゾースト側)自体の抜けを確保しないとその限界点は思いのほか低いものであるのだ。

風量の大きなタービンは、かならずそれに見合った大きさのエキゾースト側を備えている。つまり、ノーマルタービンの場合でいうと、ブーストを極端に高めた状態でのセットアップにはかなり注意が必要ということになる。ノーマルタービンでのブーストアップはギリギリでも1.3K、マージンを残すならば1.2K程度が安全にパワーアップを楽しめるラインであると考える。